悪質業者にご注意

SNSを悪用したネットワークビジネスの被害が急増中!!
 
最近になってSNSを悪用し、うまい話を持ち込んで近づき、お金を騙し取られる被害が急増しています。
以前のマルチ商法等は、主に口コミで広がるケースが主体だった為、紹介者と紹介される側が身内・友人関係・先輩後輩というケースが主でした。
その為、どこかで歯止めが掛かる事が多かったのですが、最近ではSNSを使って赤の他人をターゲットにする為、罪悪感やその後の付き合いを気にせず、次から次へと獲物を狙っているので、歯止めの効かないネットワークビジネスが横行するようになっています。
 
最も悪質なものが、通称「学生ローン詐欺」と言われる名義貸しのアルバイト詐欺です。
高収入バイトの募集を装い、応募にきた”獲物”に言葉巧みに学生ローンで金を借りさせ、まんまとお金を騙し取ります。
この詐欺のポイントは、相手が免許証や住民票を呈示し、借用書を取り交わし、相手を信用させるところにあります。
学生ローンへの支払いは代理で弁済すると言われ、被害者は1割程度のアルバイト料を先に貰う為、相手を信用してしまうのです。
この詐欺のやっかいなところは、実は被害者でもあり、加害者にもなりうる点にあります。
学生ローンへの支払いをしてしまえば、「被害者」ですみますが、学生ローンへの支払いをせずにいると、はじめから返す気がないのに借り入れた事になります。
また、友人などを紹介してしまうケースも少なくなく、こうした場合は”加害者”となってしまいます。
まさか自分が加害者になっているとは思わず、気付いた時には被害者としての訴えを起こすに起こせない状況に陥ってしまい、結局泣き寝入りというケースが非常に多く見られるタチの悪い詐欺です。
さらにやっかいなのが、騙された事に気付くまでに相当の時間が掛かる為、気付いた頃にはブラックリストになっている事も少なくない点です。
なぜ気付くのに時間が掛かるかというと、気付くきっかけとなるのが、学生ローンからの督促状だからです。
それまでは、学生ローンからお金を借りているという意識は全くありません。
意識がないので、督促状がきても気に留めないのです。
気に留めないから気付くまでに時間が掛かり、気付いた頃には手遅れとなっているのです。
 
他にもいろいろな話があります。
古典的なマルチ商法から、パチンコ・パチスロ攻略、法外なサイト閲覧料を請求する架空請求、未公開株等々、相手は手を変え品を変え、あの手この手で近づいてきます。
いずれにしてもお金を第三者に渡す行為は大変危険です。
このような場合は、とにかく相手にしないようにしましょう。